この1週間結構頑張って、ちまちまマスキングをし、一日1色ペースで塗装をし、 取りあえずサハとモハ(M化しないやつ)はどうにか箱にした。クハとモハ(その2)は塗装中。
結論から言えば、このキットは詰めが甘いというか、ちょっとずつ寸法が出ていないのが難。おそらく設計上はそんなことないのだろうが(どうせCADでしょ)、金型精度とか、樹脂の特性とか、生産工場のレベルとか、諸々の問題がそこかしこに噴出している感じ。パッと見は良さげなのだが、調整が大抵必要。
例えば床板。クハの床板が1㎜弱長いのは雑誌にも出ていたが、実はサハ、モハもちょっと長い。両端をガシガシヤスって0.5㎜位短縮すると何とか填まる。床板に車体をはめ込むダボ穴に余裕がないので、片側だけ削ってもしっくりいかない。両方削る必要あり。せっかく床下車端部を黒塗りしたのに、すべてやり直しやん。
床下といえば、床下パーツがまたよろしくない。押し出しピンがパーツ正面に来ている。裏ぶたが填まらないのがあるし、MGに至っては蓋がない。床板には梁が並んでいるのだが、これを現物合わせで削らないとパーツが填まらない。おまけにモハのパーツ穴の指示がおかしい。(おそらくパーツ裏にある穴の目印がおかしいんだけど)何でこう詰めが甘いのか。
屋根板の酷さはすでに書いたが、クーラーもベンチレーターも酷い。ベンチはなぜか下側の蓋板がない。クーラーは盛大なヒケがあり、全く使えない。このクーラーパーツ、ひっくり返すと分厚い押し出しピンが付いているのよね。そりゃあ表側引けるでしょ(すぐ分かりそうなものだが)屋根上のビードも、金型差し替え部から太さが違う模様。屋根のRはきつすぎるんだろうねえ。それが証拠に、クーラーパーツのRと合わない。もはや呆れる。
一番悲しかったのが前面幕と側面幕の透明パーツが引けていたこと。裏に幕を貼るのは無理だな。 モハの側面通風孔がゴツいとか、スカートが填まらないとか、もうキリがないレベル。つくづくKATOとかTOMIXのパーツ精度のよさに感服するね。技術と経験値の差がこうも出るものかと。211系は好きなんでね。気力があるうちに一気に片付けようと思います。興味を失ったらただのポリバケツになりかねない。
そんな訳で、もういろんなところは目をつぶって、とにかく形にします。とにかく。
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